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- 作者: アラン・ワイズマン,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/05/09
- メディア: 単行本
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わりと前に読みました。
わたし時々ね、人間が誰もいなくなった世界を想像するんです。
もし自分一人だけ残っていたらとか。
たぶん、あっという間に精神がやばくなると思いますが、どこで暮らそうかとか、食料はどうしようかなとか、何して過ごそうかなとか、考えたりします。都合良く電気が残ってたら、大好きな曲をずーっとリピートしておいて、自分がいなくなってもしばらくはその歌が流れてれば良いなとか、思います。
まあ、そんなわけで、この本のタイトルにはすごく惹かれたのでした。
何かね、人の作った物は新しいモノほど後世に残りづらいのだなと。どれもこれも、人がいるから、人の住む家や街のカタチをしているのであって、いなくなればあっという間に崩壊してしまう。現状を維持するにはものすごく、エネルギーやお金が必要な、現代なのです。
そのくせ、放射性廃棄物は何億年も毒を出してたり、プラスチックは細かくなりながらも永遠に海をさまよっていたり、ホント、どうしたものかなと。洗顔用のクリームに入ってる粒々はプラスチックなのだと、はじめて知った。そうじゃない商品もあるけれど、試しに自分の持ってる奴をみたら「ポリエチレン」とか書いてありました。顔を洗うたびに、海や川にプラスチックを垂れ流してるのだな。うーん。
このまま、温暖化が進んで、エネルギーも枯渇していけば、人類は滅んでしまうのだろうなと、考えたくないけど、そう思ってしまいます。しかも、いろんな生き物を道連れにしてさ。人間だけが消えてしまえるなら、そうであって欲しいななんて思うのも、人間の勝手なんだろうな。