トイレのドア

kihada2009-07-04

 朝、トイレに入ろうとノブを引っ張ると、ノブごとずるっと抜けてきました。前から調子が悪く、一度取り替えたのだけど、もうネジがダメになってるみたいです。
 とりあえずノブは床に置いて、便意がありましたのでトイレに入ります。何か嫌な予感がしたのですが、案の定、内側からは開きません。参ったな−。まー、そのうち誰か来るだろうと、ケータイをトイレに持ち込む輩なので、時間的にも問題ないなと。
 誰も来ないな−、何か暑くなってきました。閉所恐怖ってこういうことなんだな。ここから出られないのかもという。窓はあるけど、どうだろう? それは最後の手段だな。
 母の足音、「あ、やっぱりノブ取れたんだ」とつぶやいてます。ノックをして、開けて−と言いますが、なぜか無視されそのままどこかに行ってしまいました。
 こうなったら窓から出るか−。うーん。便器に乗り、窓から外を眺めます。身体は通るだろうけど、かなり厳しいな。屋根の上には鳥の糞やら蜘蛛の巣やらで、裸足だし、近所の人から丸見えだし、どうしたものか。
 いやね、やはり、恥ずかしいというのがあり、思いっきりノックできなかったのもあります。が、もうそんなこと言ってられません。開けてー。父が気づいて開けてくれました。
 出てから思ったのだが、ケータイ持ってきてるなら家に電話すれば良かったんだ。はあ。