溺れた深川鼠

ハムスターを飼うことにしました。といっても本物じゃなくて、ぬいぐるみですが。マギー審司のラッキーくんみたいに動かすことの出来るネズミです。お腹のところに穴が空いていて、そこに指を入れて動かすのです。こういうモノが大好きなのです。
とりあえず職場に持っていってみました。「ハムスターを飼うことにしました」と言ってみたら、ある女性が「ジャンガリアン？」と裏声でのたまったのでした。いや、コレなんですけどとぬいぐるみを取り出すとがっくりしていました。彼女は「ヤスオ君」なるハムスターを飼っていたそうです。で、私のネズミも「ヤスオー」などと呼んでくれたりします。好もしく思ってる女性なので嬉しいのですが、ヤスオはねーだろうと。


このぬいぐるみの動かし方を書いた本に、「まず名前をつけましょう」とあったのでした。でも「ヤスオ君」はイヤだなーと。他の人も勝手にチュー太郎とか呼んできたりしますが、ここは「ジャンガリアン？（裏声）」から「ガリ」と命名することにしました。いや、それまでジャンガリアンなんて知りませんでしたが。ぬいぐるみも尻尾が長いため、とてもハムスターには見えないのでした。


指を入れてピクピク動かしてるだけなのですが、割とリアルに動きます。なのでネズミ嫌いの人にはダメなようです。「ネズミダメー」とのたまう女性に「はいっ」と放り投げてみたら思いっきりパンチされてしまいました。そのままネズミはゴミ箱の中に入っていったのでした。こういう時に笑いの神がおりてきてるんでしょうね。