右脳左脳

　川島隆太教授の講演で、右脳左脳というのはまったくのデタラメですよという話がありました。それまでまったく、右脳教育とか、左脳人間とかいうハナシには興味がなかったのですが、試しに「右脳」でググってみたら、何か面白い。わー、トンデモがいっぱい。トンデモっていま使うとちょっと恥ずかしい。
　いや、怪しげな本とか、教材とか、わんさか出てきます。右脳鍛えたら、仕事が上手くいったよとか、若くて綺麗な人と結婚できたよとか、怪しいモノに怪しい成功例を重ねられてもなー。何で右側だけなんだ、両方鍛えりゃいいじゃないかと。どうせ、片方だけ鍛えるなんてことは出来ないわけなのだから、シンプルに、「脳を鍛えましょう」じゃダメなのかな。
　うーん、見れば見るほど、信じ切ってる人がたくさんいて、ちょっと怖くなってきたな。血液型診断と同様に、ちょっとした話の種として、「僕右脳人間、君どっち？」みたいな感じなら別に良いのだけど、いや、それだって時にうざったく思うけど、子どもの教育とかで、何万も払ってるのは、何かなー。


　大事なのは、学ぶ意欲なんだけどね。右脳教育云々ってのは、要は学び方であって、学びたいという気持ちを育てるものではないのかなと。
　あー、珍しく長い時間をかけて、あーでもないこーでもない考えて書いていますが、そろそろ逃げてしまおうかなと思います。