あこがれの職業

幻想探偵―異形コレクション (光文社文庫)

　小学生の頃、探偵にあごがれてたなーと。学校の図書室から、『ルパン』シリーズや『怪人二十面相』とか借りてきて読んでました。
　で、異形コレクションで探偵モノ。もっとこう、謎解きなんかどうでもいい、怪奇方面に寄った話が多いのかなと思っていたら、どの話も基本的にミステリで、探偵役がきちんと謎を解くというスタイルになってます。多分。
　お気に入りを挙げると、『サイボーグアイ』がラストでうるっと来ました。『出口』も、いろんなものを掻き立てられます。普段、小説を読んでも映像はあまり浮かんでこないのだけど、これは、人に無理矢理、そういったヴィジョンを見せようとしている感じが。