Forget me not

kihada2004-03-11

イノセンス』を観てきました。以下、多少のネタバレ含みます。
映画を観るのは実に3年ぶりのことで、仕事をしてなかったらただの引きこもりな私は、そういった「必要以上に人が集まる場所」が苦手なのでした。なので平日の午前中に出かけていったのですが、もう世の中春休みで、映画館は学生さんでいっぱいなのでした。若さに負けそうになりフラフラしながらもチケットを購入。ついでにパンフとサントラも買いました。


上映時間まではまだ1時間以上あったのですが、劇場の中に入ることにしました。中には誰もおらず、薄暗い中パンフレットを読むことにしました。パンフレットってのは結構ネタバレしてることが多く(あらすじかと思ってみてたらほとんどクライマックスの直前まで書いてあったパンフとか、昔あり、泣きそうになりました)、映画を見終わった後に読むのが正しい使用法だと思うのですが、この映画に関しては予備知識入れて、処理速度あげておいた方が楽しめそうなので、ホールの中で人混みに酔うよりはマシだと思ったので、そうしたのでした。声優さんのコメントに終盤のことが書いてあった以外は、作品自体よりも監督のことを読み解くためのモノとして楽しめました。


映画ですが、思った以上に面白かったです。いや、わかりやすかったというか、テーマは難解で、それについて語ることはとても出来そうにないのだけど、ストーリーの方はすんなりと頭の中に入っていきました。1作目の『攻殻機動隊』を観た時はまったくわからなかったのですが、原作を読んでたからかな。でもオリジナルの話だと思っていたら、原作にあった話で、そこは少し残念でしたが。


笑えるシーンが一つ入っていたのも印象深かったです。前作にはまったくなかったような気がします。ヤクザの強化サイボーグに電脳錠を差し込んで操ってるシーンで笑いました。まあ、電脳錠はその後も使用される重要なアイテムで、ここで印象付けておいたのでしょうが。あと、主人公がバトーだったからってのもあるでしょう。


イノセンス』でも前作同様、民謡コーラスの入った曲が耳に残ります。75人もの民謡歌手によるコーラスだそうですが、エンドロールに名前がずらっと出てきたのですが、西田姓がいっぱいあって、多すぎだろうとココロの中でツッコミを入れてしまいました。一族で民謡やってる方なのかな。