流れゆく茜

kihada2004-04-01

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る…季節が、特にこの3ヶ月が過ぎるのは恐ろしく早いものです。
えー、私は駄洒落が好きですが、上の「一月は〜」は、昔読んだ小説(加納朋子の何だったか…)からです。じゃあ四月は何なんだろうと思ったのですが、小説の中では「四月は死ぬ」と語られていたのでした。今日から職場に新人さんが入り、その指導なんかをしていたのですが、確かに死ぬほど疲れました。いや、小説ではそういう意味では使われていませんでしたが。


色の名前(特に和名)に興味があります。最近、『色の手帳』ISBN:4095040025たのですが、日本の色名は、小難しい漢字があり、読みもわかりづらいのですが、その名からイメージされる色と実際の色がとても合っていて、素晴らしいなと思います。


事象というものは、何かしら名前がない限り、この世には存在しないことになってしまうらしいです。たとえそこにあったとしても、それに相応しい呼び名がないと誰も「それ」を認識できないそうです。あ、ソースは不明ですので、信じないように。我々が如何に言葉によって支配されているかってことですかね。
「色」も同じで、その名前があるから、同じ緑でも違う色として認識することが出来るのだと思います。


この日記の1回目のタイトルは「雪の白」でした。
雪の色は、我々には白としか見えませんが、一年中雪の降っているような寒い国には「雪の白」を表す言葉がいくつもあり、それぞれ違う色として認識できるのだそうです(と昔なにかで読んだことがある)。何かとても不思議で、その豊かな色彩感覚を羨ましく思います。


えー、こんな感じで色の話を時々やっていきたいと思います。ウクレレ日記同様、これもまた自己満足ですが。