薄藍の上部構造
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: DVD
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えー、長かったこのシリーズもようやく終わりです。いやホント、素晴らしい。
とか書いておいて、実はまだ1度しか見ていないのですが。見るの辛かったりして。
以下、多少のネタバレあります。
いや何かね、このシリーズは「タチコマありき」だなーと思います。可愛すぎ、格好良すぎ。でもちょっと弱い? そこがまた良かったりもするのだけど。
「僕らはみんな生きている〜」って歌い始めたとき、正直「え?」って思ってしまったのです。それまでのシーンとのギャップがありすぎて。ちょっと「恥ずかしいかな」と。いや、いま思い出すとそれだけでウルウルきてしまうシーンなのだけど、観ているときはね。
で、相方さんと一緒に観ていたのだけど、隣で相方さんは号泣してました。あー。
ラストの付近では、頭の中ではまだ情報を片付けられていないのだけど、原作の最初のシーンに戻ってるのが、何か妙に納得してしまってて、何かで監督自身が言っていたと思うのだけど、神山監督は攻殻という作品をお借りていたのだなーと。それを「お返しする」というイミでああいうラストになったのかなーと。でもこれでここから『人形使い』の話に入ることも出来るだろうし、この監督の描く『人形使い』の話も観たいなーと思いました。
原作付きのアニメは数多いのですが、ここまで原作を大事にした作品は他にないような気がします。
以下、多少の妄想あります。
タチコマがああなっちゃって、うわーとか思ってスタパ斎藤氏のコラムを読んでいたら、どこかに何かの情報を送ってから行動に移ってるという考察が出てきて、そうかクゼがやろうとしていたことを自分たちでやっちゃったのかと。『タチコマな日々』の「ひとりになっちゃった」っていうのも、「アップデートしたけど“孤”は維持できず“個”になっちゃった」ってことなのかなーと。
さらに妄想として、このネット上に入ってしまったタチコマが人形使いに出会ったりしないかなーとか、人形使いって実はタチコマのことだったりしてとか、思ったりもしました。
何かこんな妄想を書くのは恥ずかしいなと読み返して思いましたが、とにかく、面白かったです。事件の真相というか、謎の部分は全然読み取れてないのだけど。