膨らませた生壁色

kihada2005-05-25

職場の行事でバスハイクに行ってきました。
普段あまり外に出る機会のない利用者と、バスに乗って公園に行ってノンビリおやつを食べて来ようというものです。
天気も最高に良く、でも日陰に入ると風が寒く、公園のつつじは満開でキレイで、おかげで他の花見客が多くて移動に難儀したりしましたが、とりあえず楽しかったのでした。


で、車椅子の方がトイレに行きたいといったので一緒に行きます。前日に車椅子用のトイレの場所も確認済みです。…なんかとっても薄暗く、汚く、臭いのですが。電灯も点かず、花見期間中くらい整備しときなさいよ数少ない観光名所なんだからと思ったりしました。
あと、横開きの扉だったのですが、開けっ放しというのが出来ず、開けると勝手に閉まってきます。入り口部分は小さな段差があるし、壁があってまっすぐ入って行くことが出来ないので、これではかなり大変なのではないかなと思います。車椅子の方ひとりで入るのは不可能なのではないかなと。


用が済み、「使用後は水を流して下さい」と書いてあったので、そのプレートの隣にあったボタンを押しました。だって普通、そう書いてあるんだから隣にあるボタンで水が出るって思うじゃないか。でも水は出なくて、替わりに外からやかましいベルの音。非常ベル? ぎゃー。どうやって止めるんだ? パニックになります。「非常ベルが鳴ったら冷静に避難しましょう」とか言いますが、押した本人がパニック起こしてます。
ボタンの上に張り紙。古くて文字が消えかかってますが「非常ベルは白いボタンを手前に引くと止まります」。パニクってるので一瞬イミが理解できなかったのですが、白いボタンを手前に引いたら止まりました。ふう。


っていうかコレはどうなんだろう。恐らく、車椅子の方が中で身動き取れなくなり、外にいる人に助けを求めるときに鳴らすのだろうけど、だったら「非常ベル」と表記してること自体ヘンだし、外に出たら本当に赤いベルと赤いランプがあったのだけど、それは「非常ベル」としか思えず、そこが車椅子用のトイレだと知らない人は近づこうとしないのではないだろうか。
何かね、形だけこういうの作ってもダメなんだなーと、ホント思いました。