痛い話

　この頃は４時くらいに目が覚めます。だんだんそのへんのバランスがおかしくなってる。そういえば以前は、尿意で目が覚めるなんてことはほとんど全くなかったのだが、この頃増えたような気がします。歳の所為か？　寝る前に動いたりして、水分やたら摂る所為かな。
　で、この日も３時半くらいに目が覚める。風が強い。窓を開けっ放しにしていたのだった。風鈴の音がやたらうるさい。寒いし、閉めるかと、窓の方に歩いていったら、足の裏に何か強い痛みが。ん、何だ、何かに噛まれた？　声にならない声。
　足の裏に何か、板がくっついてる？　あ、これは、壁に貼ってたヤツだ。写真とか絵はがきとか、何枚か壁に貼ってるのだけど、そのうちの一枚だ。ボール紙。他より重いから、風で落ちたのだな。で、画鋲部分が今、私の足の裏に刺さっていると。
　でもこのときはまだ、板だと思っていたので、板の端っこを持って抜こうとする。当然、針から遠いところだから抜けないし、力が変な風にかかって痛い。ようやくピンに気づいて抜く。刺さってたものを確認し合点がいく。律儀に窓を閉める。っていうか血、出てるよな、ティッシュどこだ。まず座らなくては。ベッドまで二歩くらい・・・。
　思ったより血は出ませんでした。痛みもその後ありません。すっかり目が覚めて、その後朝までずっとドラクエしていましたとさ。